私たちもはじめます 香害 なんとかしなくっちゃ! 生活協同組合生活クラブ京都エル・コープ
京都エル・コープでは今回初めて香害について組合員にアンケートをとりました(2020 年8 月実施)。きっかけは化学物質過敏症を発症した理事がいたこと。回答数は195 名で反響は予想以上に大きく、社会問題として取り組む必要性を再認識しました。
選択肢の質問3問の結果から、自身が香害で苦しんでいるのは全体の3割強ですが、匂いが不快に感じたり時に気になるという人が大半を占めました。香害に興味のない人は数%で何とかしたいと強く望む人は半数強、興味がある人を含めると9割を超え、関心は高いと考えられます。
選択肢の質問3問の結果から、自身が香害で苦しんでいるのは全体の3割強ですが、匂いが不快に感じたり時に気になるという人が大半を占めました。香害に興味のない人は数%で何とかしたいと強く望む人は半数強、興味がある人を含めると9割を超え、関心は高いと考えられます。
アンケートの意見欄から出てきた こんな声・あんな声
自由に意見を書く欄には131 名が疑問や問題点を指摘したり、具体的な困り事や辛さなどの想いを書き記していました。香害は初耳という数名の存在や、「人工的な香りが人体に与える悪影響やそれによって生活できない程苦しんでいる方がいるという事実はもっと広く、多くの人が知り、考えていくべき」という意見も少なくありませんでした。
他に目立ったのは学校給食のエプロン問題。「洗濯してもスゴい臭い、アイロン掛ければ家中漂う。せっかく出汁から取って作られた給食もエプロンの臭い集団に消されてしまって残念。子どもの鼻が心配。」 更に、「生まれたての赤ちゃんに化学物質を知らずに使用される方々が心配」と不安にさ
せるような現状で、私たちは宣伝文句を鵜呑みにせず、化学物質についてもっと学び、意識して自分たちを守らなければ!
一個人には不可能なことも、大勢の力で「自分一人では検証不能なので、委員会の活動結果を教えて欲しい」という要望や、「科学的な知識を身につけて子どもや周囲の人に話せるようになりたい」という積極的な意見もありました。組合員の力を寄せ集め、更にネットワークを生かして、「ペットや赤ちゃんも安心して暮らせるような環境が当たり前」といった社会を実現させたいという思いで取り組みを始めます。この輪が日本全国で広がり、大きな力となることを願っています。