【活動報告】 NPO法人愛のまちエコ俱楽部
今回は個人会員さんからお寄せいただいた、地域活動の様子をお届けします♪
滋賀県東近江市で活動する市民グループ、愛のまちエコライフです。
私たちは市内で回収された廃食油から、リサイクル粉せっけん「愛しゃぼん」の製造・販売を行っています。

私たちの活動は、「せっけん運動」から始まっています。
1977年のびわ湖の赤潮をきっかけに起こった滋賀県の「せっけん運動」は、市民を主体とした、せっけんへの使用切り替えや、廃食油リサイクルせっけんの製造運動でした。この動きが大きくなったことにより、1980年にはリンを含む合成洗剤を規制する「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」が施行されました。
びわ湖の上流域に住む私たち愛のまちエコライフも、1981年からせっけん製造を始めました。
しかしながら無リン合成洗剤の普及等により、当時滋賀県内に多数あったせっけん製造の市民グループも数を減らし、私たちが県内で活動を続ける最後の市民グループとなりました。
滋賀のせっけん運動の背景を持ったこの活動をつぎの世代へと繋ぐべく、若い世代の新メンバーの募集や販売方法・販売先の工夫などを行っています。


私たちはザイフェを使用し、鹸化法で粉せっけんを製造しています。
販売は、製造場所であるあいとうエコプラザ菜の花館、近隣の道の駅を中心に、地域の店舗等で行っています。最近は量り売りのリピーターも増えてきました。

またこのせっけんづくりは、東近江市の地域資源循環の取り組み「菜の花エコプロジェクト」のスタートとなる活動でもあります。
このプロジェクトの主体となるNPO法人愛のまちエコ俱楽部が、私たち愛のまちエコライフの事務局を担い、ともにせっけん活動を進めています。
ぜひホームページもご覧ください。
