2023年度の活動から ~生活クラブ北海道~
2023年度はコロナ禍の活動制限がなくなり、組合員活動が緩やかに戻ってきました。が、対面での活動が一気に復活したかと言えばそうではなく、活動する主体(委員)が激減しています。そのような中での生活クラブ北海道の本部石けん運動委員会の活動をいくつか紹介します。
●4年ぶりの「せせらぎスクール」を開催しました!(7月15日)
親子で水環境について学ぶ機会となる「せせらぎスクール」は、生活クラブの石けん運動に理解を示してくれる専属の方に長年にわたり講師をお願いし実施してきた夏の風物詩です。実に4年ぶりに実施することができ、川に入り、生息する生き物たちの観察を行いました。
雨で数日延期しての当日は、川の水がやや増量し生き物たちを探すのが難儀でしたが種類や名前、外来種かどうかなどを講師から教えてもらい、川の状況など話を伺いました。今回観察した川は10年前にも同講師とともに訪れていて、以前みられなかった外来種のウチダザリガニの発見もあり、生態系への影響が懸念される出来事を参加者と共有しました。
●『家庭でできるカラダにいい洗濯術』茂木さんを講師に講演会を実施!(11月22日)
対面での講演会も、ましてや北海道へ来てもらう事もコロナ禍では不可でしたが、念願かなって茂木孝夫さんを講師に実演かねての講演会を行いました。茂木さんは、東京都でせっけんを使ったクリーニン
グ店を営んでいます。本も出版され、以前も来道されて根強いファンがいます。石けんを使って衣服の汚れを取る専門の技をしっかりと学ぶために約40人の参加がありました。講演終わりには、「この汚れはどうすればよいのか」と、各自が持ち寄った衣類の一つひとつに対し、素材を確かめながら洗濯方法を丁寧に教えていただきました。石けんの利用が着実に組合員へ浸透するには、やはり実際に会って伝えていく必要があると再認識しました。
●石けん運動委員会メンバーで実演講座を開催!(2024年2月19日)
委員会メンバー5人が各担当を担いながら、石けんの持つパワーを感じてもらえる内容の組み立てを行い、組合員向けに実施しました。
粉石けんと酸素系漂白剤の合わせ技で、ワイシャツの襟汚れや魚グリルの油落とし(高温つけ置き洗い)、茶渋取り(簡単つけ置き)水筒洗いなどを見てもらい、すっきりきれいになることを実感してもらいました。石けんの特徴を生かした食器洗いは各自が体験し、また日頃の石けんにまつわる悩みなどはお茶を飲みながらのおしゃべりタイムで解消できた様子。対面での実演講座を回数を増やしながら、今後実施していく予定です