せっけん運動ネットワーク 第6回 定期総会 報告書
せっけん運動ネットワーク第6回定期総会
日時:2019年10月26日(土)13:30~14:45
場所:生活クラブ生活協同組合東京 生活クラブ館 地下スペース
【総会報告】
司会の細谷みつ子さん(生活クラブ京都エル・コープ)より定期総会の開会が宣言され、議長に小椋あけみさん(グリーンコープ生協とっとり)、議事録署名人に戸谷彩さん(パルシステム東京)、三原幸子さん(グリーンコープ生協ふくおか)が選出されました。会員51団体(2019年10月1日時点)のうち44団体(当日出席15団体、書面議決13団体、委任状16団体)の参加があり、本総会の成立が確認されました。
議事審議に入り、全ての議案が、賛成多数により承認されました。
【議案】
第1号議案2018年度活動報告 第2号議案2018年度 決算報告
第3号議案2019年度 活動計画(案)
第4号議案2019年度 予算(案)
第5号議案 幹事会 執行体制について
第6号議案事務局体制について
【第1号議案報告より】
活動報告では、人にも環境にもやさしいせっけんの利用を広く呼び掛け、せっけん運動をすすめる活動を行なったことを報告しました。
シャボン玉フォーラムinやまぐちでは、全国各地からたくさんの参加者が集まりました。1日目の基調講演では、「カルスト台地・秋吉台の自然と魅力~人と自然、そのつながりから見えるもの~」と題し、特別講師に美弥市立秋吉台科学博物館の荒木陽子さんを迎え、講演していただきました。続くパネルディスカッションでも、自然・環境を守るための取り組みの紹介や、自然との共生の大切さなどをそれぞれにアピールいただきました。2日目の分科会では、せっけんの利用者を増やす日々の取り組みの紹介をしたり、せっけんのよさを伝える上での悩みや工夫など話し合いました。せっけんが大好きな仲間ならではの交流ができました。地域で自然を守る活動を紹介する分科会も好評でした。
シャボン玉月間の取り組みをすすめるために、今年度もシャボン玉月間ポスターの作成を行ないました。全国の会員団体から集まったキャッチコピーとポスターの中から最優秀賞を選びポスターが完成、それを取り組みに活かしました。行政訪問を行なった団体は24団体、訪問しメッセージをいただいた行政は369自治体となりました。小さな積み重ねでこれからもせっけんの利用を伸ばしていきたいと考えます。せっけんのよさを伝え、仲間を増やしていくために広報活動も検討していきます。
会計報告では、今年度からシャボン玉フォーラム開催受け入れ団体の負担を補うために、開催補助費と報告集作成費をせっけん運動ネットワークが負担しました。広報宣伝費と重なっていた経費の見直しにもなりました。今年度はせっけん運動ネットワークのリーフレットの作成も行ないました。内容の点検・修正を行ない、シャボン玉月間に行政訪問を行なう時などに持参することが出来るようにし、各団体から集約した必要数をお届けし、活用いただきました。4つ折りから3つ折りにすることで経費を抑えることが出来ました。
2019年度の活動方針についても承認いただきました。例年どおりに活動を続けながら、せっけんの利用拡大と会員拡大につながるように活動をすすめていきます。2020年シャボン玉フォーラムは滋賀での開催となります。せっけん運動発祥の地である琵琶湖の側での開催です。せっけんを使うことで環境を守り、私たちの健康も守ること、せっけんのよさを十分に伝えられるフォーラムになるようにせっけん運動ネットワークとしてシャボン玉フォーラムin滋賀を応援していきます。
シャボン玉月間の取り組みにおいて、行政訪問を実施し、報告集にまとめます。せっけん運動ネットワークの活動を広報し、人にも環境にもやさしいせっけんの利用を呼びかけていきます。
事務局は、2年交代制となっており2018年度より事務局をグリーンコープ共同体が担っており、人気は2019年度までになります。今後の幹事会において、2020年度からの事務局候補の検討をはじめます。
【講演会・交流会】15:00~17:00
講師の田中輝子さん
せっけんのよさを語り、合成洗剤に含まれる有害化学物質についても広い知識をお持ちで、せっけん運動の大先輩でもある田中輝子さん(日本消費者連盟 洗剤部会)から、合成洗剤の問題点や、今、最も懸念される香害について、実際の取り組みを行なっている香害110番の事例を紹介しながらお話いただきました。特に、柔軟剤の香りについては社会的にも大きな問題になっており、化学物質過敏症の方だけではなく、小さいときから強い香料に慣らされて生活している子どもたちへの影響も心配されています。マイクロカプセルから香料がはじけて出てくる問題も環境だけではなく、人の体に入ってくる心配もあり、香害問題については早急にストップさせなければいけない問題であることがわかりました。具体的な取り組みの事例も紹介され、これからの運動課題であること、できることからすぐ行動していくことを確認しました。最新のデータが紹介され、学習会に参加できてよかった、との感想をたくさんいただきました。
【参加者全体での交流会】
講演会終了後には、せっけんの活動をしている3人の仲間からの発表がありました。生活クラブ神奈川・佐野さんによる「せっけんマイスター制度」、生活クラブ東京・飯田さんによる「せっけんGメン」、グリーンコープ共同体・熊野さんによる「せっけん利用率を上げられたわけ」についての活動報告を聞きました。普段の活動の紹介ではあるのですが、活動を楽しみながら続けている様子や、どうしたらせっけん利用者を増やしていけるのか、悩みながら、工夫しながら取り組んでいる様子を紹介いただきました。
★★★2020年シャボン玉フォーラムin滋賀のご案内★★★
日時:2020年5月16日(土)、17日(日)
会場:ピアザ淡海・ピアザホール(滋賀県大津市におの浜1丁目1-20)
テーマ: JUNKAN~はじめる つながる ひろがる~
内 容: 1日目 基調講演、パネルディスカッション、シャボン玉宣言、交流会
2日目 分科会、エクスカーション
せっけん運動発祥の地 琵琶湖でお会いしましょう!
環境を守る強い意志の「わ」を広げていきましょう!!
発行人 :高橋千佳
発 行 :せっけん運動ネットワーク
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