【活動報告】リサイクル石けん「きなりっこ」を使って
身体も環境も健康に!
~かわさき生活クラブ~
かわさき生活クラブでは、廃食油から作ったリサイクル石けん「きなりっこ」を使う人を増やすために、手軽で便利な使い方を様々な機会に紹介しています。
「きなりっこ」で手・肌や環境を荒らさずに、洗濯はもちろん、食器洗いから掃除まで家中ピカピカにできることを知って、使ってもらうために活動しています。合成洗剤ですっきり落ちない換気扇のべたつき油汚れも、「きなりっこ」を溶かしたお湯を保温しながら漬けておくだけで簡単に落ちるので、デモストレーションでは毎回多くの人がすっきりと落ちる事に感動しています。
スポンジで泡立てた「きなりっこ」は少量でもたくさんの食器が洗え、ダウンジャケットも自分で簡単に洗えてしまうこと、頑固な汚れも黄ばんだフキンも煮洗いすれば真っ白になることなど得する知識をみんなで共有し伝えひろげています。
<かわさき年末せっけん大掃除講座の様子>
「きなりっこ」は、川崎市内小学校の給食室で使用済み油(NON-GM対策のため、川崎市内の学校給食では米ぬか油を使用)や、組合員や市民の家庭から廃食油を集め、川崎市民石けんプラントで製造しています。
給食室でも食器や鍋を洗うのに「きなりっこ」を使用しています。ゴミではなく資源として使用済み油を回収し、石けんプラントで石けんを製造、出来た石けんを使用する、という市内での地域資源循環の実践をしています。
また子どもの頃から環境問題に関心をもってもらいたいと考え、毎年、夏休みに親子で環境を考える企画を開催し、回収した廃食油をタンクへ移替えする作業の体験や、歯磨き粉実験で石けんの安全性と合成洗剤の怖さについて、体験することでより心に残り、自由研究にもつながる学びの場もつくっています。
<石けんプラント見学の様子>