2022年度の活動紹介～生活クラブ北海道～

生活クラブ北海道は２０２２年１２月５日に創立４０周年を迎えました。創立から一貫して合成洗剤は扱わず、「石けん」を使う人が増えるよう石けん運動を組合員内外に繰り広げてきました。コロナ禍の昨今、対面での活動がなかなかできずにいますが2022年度の活動の中から紹介します。

●シャボン玉月間に向けた活動
各行政に７月のシャボン玉月間についてお知らせするとともに、ポスター掲示に必要な後援取得・メッセージの依頼を行うため毎年春と１２月頃、各自治体を訪問しています。
北海道も札幌市も「石けん」そのものに対して扱う部署はありませんが、2022年度は水環境に寄せた内容で担当者から下水処理した後の水質の状況を聞き、市民ができる環境保全について意見交換をしました。北海道庁の担当者からは道内の湖沼や河川の成り立ちや環境について興味深い話を伺い、今後の活動に活かしていきたいと考えています。

●香害の取り組み
２０１８年の３万筆余りの署名を国会へ届けたことは全国の仲間とともにできた画期的な活動でした。香害への取り組みは継続して行い、２０２１年度と２０２２年度は、国の香害啓発ポスターができたことを受け、「北海道でも独自のポスター作成を！」など北海道庁へ要望書を提出（２０２２年５月１２日写真左）しましたが、良い返答をもらえていません。札幌市に対しては、香料を含まない無添加の手洗い石けん一覧表を作成しぜひ参考にしてほしいことを伝え手渡しました（同年5月17日写真右）。地道な活動ですが粘り強く働きかけていきたいと思います。
　

●生活クラブ北海道オリジナルの固形石けんを開発！
長年組合員が愛着を持って使ってきた固形石けんが、生産者の高齢化により生産終了することになった２０２１年秋。新たな生産者とともに話し合いを進め、一年の開発期間を経て、２０２２年１２月に新固形石けんがデビューしました。生活クラブ北海道オリジナルの『十勝固形石けん』は紙製の包材で環境にも配慮し、生産者が丹精込めて作った丸い形がかわいい石けんです。
無香料で酸化防止剤など余分なものはいっさい使わない、素性が明らかなシンプルな石けんは、食器洗いは勿論、ウール洗い、ダウン洗いにも大活躍。たくさんの組合員に使ってもらえるよう石けん講座などで今後もアピールしていきます。