シャボン玉月間
2021.06.15 11:43

せっけん学習会を開催しました。~グリーンコープ共同体~

「ストップ!香害~余計な香りはもういらない~」

グリーンコープ共同体組織委員会では、2021年3月に田中輝子さん(日本消費者連盟・洗剤部会)をお招きし、「ストップ!香害~余計な香りはもういらない~」と題して学習会を行ないました。せっけんの特長や柔軟剤などの香料をはじめとした身の回りの化学物質について、環境や身体への影響を、実験や画像も交えたわかりやすい学習会でした。

水とせっけんと合成洗剤を使用した場合、カイワレ大根の生育の違いは明らかです。

カイワレ大根の生育実験7日目

近年問題となっている香害とは、香水、柔軟剤、芳香剤や合成洗剤などの製品による健康被害のことであり、香害はにおいの好き嫌いではなく、体調不良や病気に関わる問題です。香害の主な原因は、合成洗剤、柔軟剤、香りを持続させるマイクロカプセルです。合成洗剤の成分の9種は、国のPRTR制度で、「環境汚染物質」と指定されています。

コロナウィルスの出現で、以前より頻繁に手洗いをすることが、習慣になりました。コロナウィルスは、水洗いだけでは壊れないが、せっけんの泡で不活化され死滅すると発表されています。合成洗剤は、タンパク質と結びついて肌に残留し肌荒れの原因になるが、せっけんはすすいだ後に皮脂膜ができ、皮膚を守ること。せっけんは、肌や繊維の汚れを落とすことと並行して、油分をほどよく残すので、肌にも繊維にもやさしく、繊維の柔軟剤を使う必要がなく、環境にも体にもよく、経済的であることを学びました。
毎日の手洗いやお洗濯に、コロナに強く、肌にやさしい“せっけん”を使いましょう。

グリーンコープ生協ふくおかの香害についてのチラシ

グリーンコープ生協おかやまの取り組みのチラシ