連続公開講座「化学物質による健康影響を考える」
~有害化学物質削減ネット-ク~
有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)は、
2001年に開始されたPRTR制度
(環境汚染物質排出移動登録制度)を市民が有効活用できるように、
PRTR情報の検索データベースを提供する活動を行ってきました。
PRTR制度は事業者の中に定着し、
環境中に排出される化学物質の量は約3分の1減少しましたが、
人の健康への影響がなくなったとは言えません。
2002年に国際的に合意した
「化学物質による人の健康と環境への
悪影響を最小化するために生産、使用することをめざす」
という「2020年目標」を達成できたとは言えません。
2014年、2015年に実施したTウォッチのアンケート調査でも
化学物質過敏症の被害者の増加は明らかです。
柔軟剤などによる“香害”が社会問題化しつつあります。
また、使い捨てのポリ容器などが自然界で
分解してマイクロプラスチックになり、
海洋生物の生息脅かしている新たな公害も
世界的問題となっています。
多様化する化学物質による健康や生態系への影響を、
改めて考えていきたいと思います。
Tウォッチ総会記念シンポに引き続き、
今年度は4回の講座を計画しました。
多くの市民の方の参加をお待ちしています。
【第1回】 “香害”と気になる有害化学物質
柔軟剤などから発せられるにおい、
多様な有害物質が介在する“香害”の実態を学ぶ。
■講師 水野玲子氏(ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議)
■日時 10月20日(土)13時30分~16時
■会場 全水道会館5階中会議室
東京都文京区本郷1-4-1
JR水道橋東口 徒歩3分
【第2回】 “フクシマ”放射能汚染の現状
福島第一原発事故は終結していない。
あいかわらず放射能汚染は続く。
その実態を学ぶ。
■講師 今中哲二氏(京大複合原子力科学研究所)
■日時 11月17日(土)14時~16時30分
■会場 中央大学駿河台記念館 330教室
東京都 千代田区 神田駿河台3-11-5
JR御茶ノ水駅聖橋口、徒歩3分
【第3回】 マイクロプラスチック海洋汚染
大量に使い捨てられるプラスチック類、
海洋に流れだし、分解せず漂い、
微小片となって生態系を汚染している。
その実態を学ぶ。
■講師 高田秀重氏(東京農工大学)
■日時 12月22日(土)13時30分~16時
■会場 全水道会館 5階中会議室
東京都文京区本郷1-4-1
JR水道橋東口 徒歩3分
【第4回】 農薬による汚染と被害
農薬の歴史は公害の歴史でもあった。
次々に生み出される新しい農薬、
その農薬で生きとし生けるものが被害にあい、
生態系を狂わせる。
その実態を学ぶ。
■講師 田坂興亜氏(アジア学院理事)
■日時 1月19日(土) 13時30分~16時
■会場 全水道会館5階中会議室
東京都文京区本郷1-4-1
JR水道橋東口 徒歩3分
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■資料代 各1,000円(会員500円)
■主催:特定非営利活動法人 有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)
■申込み及び連絡先:
下記HPよりお申し込みできます。
https://toxwatch.net/seminar/influence-for-health/
TEL03-5627-7520 FAX03-5627-7540
e-mail:info@toxwatch.net
*本講座は平成30年度地球環境基金の助成を受けています。
*Tウォッチは、せっけん運動ネットワークの会員団体です。