【レポート】 滋賀県「マルダイ石鹸本舗」の工場見学に行ってきました      ~生活クラブ生協大阪~

2014.12.24 16:39 | せっけん運動について

2014年10月2日、生活クラブ生協大阪環境委員会メンバーで、滋賀県大津市のマルダイ石鹸本舗の工場に見学に行き、代表の中井忠男さんより創業時から現在の状況までのお話をうかがいました。ここは、家庭などからの廃食油を使い、高温炊込み法によってマルダイ粉石けん「びわ湖」を作っています。

 

「1976年琵琶湖汚染深刻化、77年赤潮発生、『せっけん運動』始まる、78年『家庭から出る廃食油を回収してせっけんへリサイクルする運動』始まる、という流れのなかで、1976年瀬田地区から家庭用廃食油回収を開始しました。『琵琶湖条例』制定当時は『粉石けんびわ湖』の需要が多く、従業員も5人ほどいて工場を見学に来る人も絶えませんでしたが、現在は見かけ上は琵琶湖もきれいになって、世間の関心が薄れており、夫婦2人で作り続けています」とのこと。しかし琵琶湖の環境そのものは現在のほうが悪化しており、今こそ「せっけん運動」が必要だと語っておられました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・『高温炊込法とは?』

高温炊込法で作られた石けんは溶けやすく、洗浄力にも優れ、油脂中のグリセリンを石けん中に残すため、衣類は柔らかく仕上がる。

廃食油→精製(ろ過・沈殿)する→鉄製の釜(直径2m深さ2m)に入れる→加熱する

→数回に分けて苛性ソーダ水溶液を加える→反応(鹸化)→純石けん(第一種石けん)

→釜から上げる→炭酸塩(助剤)を加える(第二種石けん)→粉砕・乾燥して粉末にする

→さらに乾燥させて袋詰め→マルダイ粉石けん「びわ湖」のできあがり

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火入れから炊き上がりまでは8時間かかってクリーム色の美しい粉石けんができる。保存状態さえよければ何十年ももつ。

「えぇ、石けんやなぁと自分でも思いますねん。石けん、息しとるんですわ。においもようなっていく。」と中井代表。

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お話を伺う中で、リサイクルされたものを購入してこそ、モノが回っていくことを再認識しました。使っている人から、臭いとか石けんカスがつくとか苦情を言われるそうですが、簡単便利な合成洗剤と同じ使い方ではなく、石けんなりの工夫をして使い続けてほしいと言われたことが印象的でした。マルダイ粉石けん「びわ湖」に対する中井代表の並々ならぬ自信と熱い思いは「せっけん運動」の原点だと思います。その思いを大切に、これからも、私たち環境委員会はいろいろな工夫を重ね、組合員のみなさんとともに石けんを使っていきます。

10月2日 生活クラブ生協大阪 環境委員会